新潟県ため池サポートセンターからのお知らせ

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農業用ため池の水難事故防止等に向けた実演イベントを開催しました(7/18)

お知らせ

 初夏の快晴のもと、新潟県ため池サポートセンターが主催する農業用ため池での水難事故防止等に向けた実演イベントを7月18日に十日町市伊勢平治地内の「北原堤」で行いました。
 イベントには、県・市町村、土地改良区の職員の他にため池管理者や地元の上野小学校の全校児童など110人が参加しました。

 はじめに、小学生には「ため池の役割と特徴」について、県・市町村・土地改良区職員やため池管理者には「ため池の日常管理の技術的指導」について説明を行いました。
 実演では長岡技術科学大学大学院の教授で(一社)水難学会の斎藤秀俊理事が講師を務め、ため池に潜んでいる2つの危険について説明していただきました。
 1つ目は、ため池は浅く見えても実は深いということです。ため池の底が見えず、いきなり深くなっている場所もあるため、安易に考えてはいけません。
 2つ目は、ため池のり面の形状や角度によっては滑って上がれなくなることです。コンクリートブロックや土、コケなどが生えている場所は滑りやすく、脱出ができません。
 そして、もしため池に転落してしまったら、仰向けの状態で浮き、落ち着いて呼吸ができる体勢で助けを待ちましょう。この体勢は、自然に浮くことができます。また、溺れた人を助けようと手を伸ばすと引っ張られて助けようとした人も落ちる危険があるため、ロープや長い棒などを使って助けるようにしてください。


 ため池の草刈りや点検の際に万が一転落した場合でも、今回の実演イベントを思い出していただき、慌てず落ち着いて行動してください。
 今後もため池の危険性について呼びかけ、事故が起こらないよう啓発活動などに取り組んでいきます。

写真1 ため池の役割と特徴について説明

写真2 スタントマンによる転落事故の危険性の実演

写真3 ため池に落ちた際の浮き姿勢の実演

リンク先 (記事名をクリックするとリンク先に移動します)

NHK新潟  ”ため池転落事故防ごう“スタントマンが危険性を実演 十日町

テレビ新潟  危険が潜む “ため池”での事故を防げ! 実演を通して子どもたちに指導 《新潟》

十日町タウン情報  ため池でおぼれたときは…?川西でスタントマンが実演